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化粧品通販におけるカートシステムの活用法

第4回:化粧品通販 3つのカートシステム選定基準

前回の記事では、なぜカートシステムで売上が変わるのか?というテーマについて、重要な考え方についてお伝えをしてきました。

今回は、いよいよ化粧品通販において、「カートシステムをどう選ぶのか?」についてお伝えをします。年間500社以上のリピート通販企業さんとお会いする経験の中で得た見解となりますので、ぜひご参考に!

まずは結論から!3つの選定基準とは?

化粧品通販企業における選定基準は、以下の3つです。

  1. リピート通販/定期購入に必要な機能があるか?
  2. 機能がアップデートされるてか?
  3. 使いこなすためのサポートや情報があるか?

それぞれ、順番に説明していきます。

基準① リピート通販に必要な機能があるか?

まずは、リピート通販に必要な機能があるか?です。恐らく、、、機能面というのは多くの方が選定基準としているとは思いますので、どんな機能があれば良いのか?に絞ってお伝えしていきます。
基本的な考え方としては、重要 KPI である「CPA ・ LTV ・コスト」の 3 つを改善させる機能が必要であるということです。
というのも、第2回目の記事で書きましたが、リピート通販のビジネスモデルは、

利益=LTV-CPA-その他コスト(物流などその他全て)

となりますので、これらのKPIの改善に寄与する機能が必要です。

たとえば、CPA を改善させる機能は何か?つまり、コンバージョン率(成約率)を改善したいので、、、カゴ落ちを減らす機能が必要ですよね??

このように、リピート通販の方程式にそって必要な機能をピックアップしていくと良いでしょう。

基準② 機能がアップデートされているか?

つぎは、機能のアップデートです。
定期的に新しい機能がリリースされているか?使いにくい点が改善されているか?ということです。

なぜ、機能のアップデートが必要か?というと、カートシステムは基礎・土台・仕組みであると言いましたが、いくら最新のノウハウを学んだとしても、カートシステムが対応していなければ成果はおろか、実践すらできません。

特に、インターネットでのプロモーションが主流なので、新しいノウハウがドンドン生まれています。そして、その最新ノウハウというのは、ほとんどの場合、一部の売れてる企
業が作り出しています。なので、カートシステムも常に最新ノウハウを実践できるよう
に、アップデートしていくべきなのです。

実際にチェックする方法としては、

  1. アップデート頻度は?毎月、どれくらいの数のアップデートしてるか?
  2. 何社くらいと取引しているか?また、その企業規模は?

このあたりを確認して頂くと良いでしょう。

基準③ 使いこなすサポートや情報があるか?

そして、最後に重要なポイントです。

ほとんどの通販企業は、機能とコストだけで選んでいますが、そもそも使いこなせなければ意味がありませんよね?そして、何をどう活用すべきという情報がなければ使いこ
なせませんよね?

そう、3 つ目の基準は、使いこなすためのサポートと情報があるか?です。
これにより、アウトプットに大きな差が生まれます。

何もこれは、カートシステムに限った話ではありません。例えば、、、アップルのアイフォーン。機能は誰しもが同じにも関わらず、アプリを駆使して使いこなしている人もいれば、電話とメールとネットサーフィンしかしていない、という人もいるでしょう。
この差は何かというと、、、情報量(インプット)です。

このように、同じ機能やサービスを提供していても、サポートや情報によって大きくアウトプット(=成果)というのは大きく変わるのです。

そして、カートシステムの場合も同様に、一人でマニュアルと格闘しているだけでなく、実際にセミナー・勉強会や日々の担当者との電話など、サポート体制があると適切な使い方や新しいノウハウを学べるので、アウトプット=売上が変わってくるのです。
特に、システムというのは使い方次第でかなり変わるので、必ずチェックして下さい!

 長くなってしまいましたが、化粧品通販企業にとって売上を上げるためのカートシステム選びについて3つの基準をお伝えしてまいりました。

次回は、上記の考え方を踏まえて、具体的な2機能について見ていきましょう!

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提供:
スタークス株式会社
執行役員 兼 ECコンサルティング事業部長
大塚真吾
http://www.teikitsuhan-system.jp/

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