今年のin-cosmetics Asiaを取材してきましたのでレポートします。
オーバービュー
今年も例年通りバンコクのBITECで開催しました。日本企業も出展が多かった模様です。
- 日本の展示企業リスト(in-cosmetics Asia HPより抜粋)
- 株式会社ADEKA
- アリスタヘルスアンドニュートリションサイエンス株式会社
- 味の素株式会社
- コスメテックスローランンド株式会社
- 大東化成工業株式会社
- エーザイフード・ケミカル株式会社
- 株式会社GSIクレオス
- 株式会社ホルス
- 一丸ファルコス株式会社
- 池田物産株式会社
- 岩瀬コスファ株式会社
- カネダ株式会社
- キューピー株式会社
- 株式会社高研
- 協和ファーマケミカル株式会社
- マツモト交商株式会社
- 三好化成株式会社
- 日光ケミカルズ株式会社
- 日本精化株式会社
- 日本製紙株式会社
- 小川香料株式会社
- 大阪佐々木化学株式会社
- ピカソナチュラルズラボラトリー
- 株式会社成和化成
- 積水化成品工業株式会社
- 昭和電工株式会社
- テイカ株式会社
- 東亜化成株式会社
- 東洋サイエンス株式会社
- 築野ライスファインケミカルズ株式会社
- ビタミンC60バイオリサーチ株式会社
外国の展示企業に目を向けると、ヨーロッパの展示会で大きなブースを目にする機会の多い、シムライズ社とかBASF社とかクラリアントなどの大手の原料メーカーが参加していませんでした。その分、中小規模の会社が多かった印象です。アジアの展示会ということでタイやアジアパシフィックの代理店と共同での出展をしていた会社が多かったのかもしれません。
その分、ローカルの企業も増えた印象でした。
日本の参加企業の面々
セミナー
3日間のスケジュール目一杯につまったセミナー。無料なのでお得です。
Marketing Trends & Regulation、Innovation Seminars, Formulation Labの3つ大きなテーマに沿ってセミナーが開催されました。 Marketing Trends & Regulationではアジアの化粧品マーケットの分析を専門に行っているInformation & Inspiration社のFlorence Bernardin社長による中国、韓国、日本のマーケットの比較がユニークな視点で興味深いものでした。国民性、気質による各国の違いの分析はなかなか鋭かったです。
また、WCB Design Agency社のCarl Heaton氏によるFB広告やオンラインマーケティングに関するセミナーは立ち見の観客が出るほどの賑わいでした。インターネットを利用するデバイスの割合は2014年にPCから変わってスマートフォンに移っています。スマートフォンでのアプリ稼働率の高いFBを利用した広告は化粧品企業にとっては今後重要な媒体となっていくことでしょう。
Innovation Awards
Innovation Zoneにエントリーした会社から毎年Innovation Awardsが選ばれています。開催日程の中日の2日目にセレモニーが開催されました。
セレモニーを盛り上げるタイのダンサー
今年は日本企業も多くエントリーされていたようです。アリスタヘルスアンドニュートリションサイエンス社、ビタミンC60バイオリサーチ社、日光ケミカルズ社がエントリーしていました。日光ケミカルズ社の油性成分を40%配合したナノエマルションベースNIKKOL ニコファイン LWはFunctional Ingredients(機能性原料)のカテゴリーでBronze(銅)賞を受賞しました。
受賞原料について詳しくは以下のコンテンツを参照ください。
[速報] in-cosmetics Asia 2015 「Innovation Zone Best Ingredient Awards」 受賞原料
アリスタヘルスケアアンドニュートリション社の新製品「BioRedoxyl」
終わりに
今年は日本企業の活躍が目立つin-Cosmetics Asia となりました。
成長著しい都市バンコク。今年行かれなかった皆様においては来年参加してみてはいかがでしょうか?