ここ数年間連続してInCosmeticsAsiaの開催はタイの首都バンコクです。
タイは東南アジアの中では治安は良い方だと言われていますが、東南アジアの一人旅では気をつけた方が良い点がいくつかあります。
今日は、InCosmeticsに参加するにあたり、おすすめの出張プラン・滞在エリアをご紹介します。

１．ツアーと個人旅行はどちらが良いの？

初めてバンコクに行かれる方は、空港からホテルの送迎サービスのついたツアーをおすすめします。

タイ人の日本短期滞在ビザが免除になった影響から、日本の主要都市とバンコクを結ぶ便は年々増えています。所要時間が約６時間ですので、深夜に日本を出て朝方にバンコク着の便や、日本を午後初、バンコク深夜着の便など、公共交通機関やホテルのチェックイン時間の予定が合わないケースがあったりします。

送迎サービスのついたツアーなら、空港に何時についたとしてもホテルまでは送り届けて貰えますし、帰りもホテルで指定の時間に待っていればピックアップしてくれます。朝着の便であればアーリーチェックインもプランに組み込まれているケースも多いです。

２．それでも個人旅行の方が自由で好き！

という方には無理にツアーをおすすめはしません。その場合は空港からホテルまでの移動手段とホテルの場所を事前に考えておく必要があります。

公共タクシーを利用してホテルまで行く。

バンコクのタクシーはいくつか注意してください。

• 空港のタクシープールの乗り場にタッチパネルがあります。そこで、タクシーの種類を選ぶと、乗り場番号が書かれた紙がでてくるので指定された乗り場に向かい、タクシーの運転手に紙を見せます。この紙はクレーム用紙となっているので、決して運転手には渡さないでください。逆に、この紙を取ろうとする運転手がいたら、乗客にクレームさせないようにしていますので注意が必要です。
• バンコクのタクシーは５０万キロ以上走っている車がザラで、日本では見たことも無いような古い車両が多いです。後部座席のシートベルトは外れてしまって付いていませんので、迷わず助手席に乗りましょう。助手席でもシートベルトが無い場合がありますが、その際は覚悟を決めて神様にお祈りしましょう。
• タクシーに乗車したら、行き先を伝えますが、英語がわからないドライバーが大半です。ホテル名と住所をタイ語で印刷しておいて見せるとスムーズです。
• 出発する時にはタクシーメーターをきちんと倒しているかを確認してください。運転手が高速道路を使うか聞いてくるので、使う場合は高速道路代（１００バーツ以下）を用意して運転手に渡します。高速の支払場所は何箇所かあるので、運転手が支払うと後で計算がややこしく、ボラレる可能性もあるので、都度自分で用意した方が無難です。乗車代は市内のホテルであれば２５０～４００バーツになります。空港入港料金が別途５０バーツとチップ（３０バーツ程度）を合わせて支払います。
• ちなみに、機械の故障などで領収書が出ない（言葉が通じない）場合もあるので、必要な方はクレームシートの裏側や余白に値段と日付を書いて貰っておくと、後々経費精算に役立つかもしれません。

リムジンタクシーを利用する。

初めての場合はこちらの方が安心かもしれません。値段は１０００～２０００バーツほどで、公共タクシーの倍以上しますが、安全安心なのはこっちです。２人以上いる場合はこちらにした方が無難です。到着した時のバゲージクレームのあたりにカウンターがあるのでそちらで予約できます。

エアポートリンク（電車）を利用する。

あまりお勧めしませんが、電車もあります。市内に出るには一番早い方法です。しかし、到着駅でMRT（地下鉄）やBTS（モノレール）へ乗り換える必要があること、駅から近いホテルでないとホテルを探すのに迷うことを考えるとタクシーの方が無難のようです。

３．おすすめホテルエリア

• スクンビット駅周辺エリア
  展示会場はBTSのBang Na（バンナー）駅から歩けます。展示会場までの往復を主にBTSを利用する場合は、BTSの駅周辺のホテルが便利です。特にSiam（サイアム）からThong Lo（トンロー）にかけてのスクンビットエリアはバンコク有数の繁華街として夜も賑わっていて、手頃な値段のホテルもたくさんあります。BTSの真下がスクンビット通りで、この通りに面したホテルなら展示会場への往復や、ちょっとした買い物や食事にも便利な立地です。一方でスクンビット通りの南北の通りを少し入ると急に人通りがなくなり、夜一人で歩くには恐い場所もあります。繁華街の付近でもあるのでいろいろな人がいて治安が良いとはいいきれません。このエリアであればスクンビット通り沿いに面したホテルが良いと思います。
  
  バンコクの電車案内図
  
  
  
• チャオプラヤ川周辺エリア
  予算が有り余る、ホテルでゆっくりしたい、という方はチャオプラヤ川周辺の高級ホテルが良いかもしれません。シャングリラホテルとかマンダリンオリエンタルとか世界的に有名なラグジュアリーホテルが多く、川沿いのテラスでくつろぎながら夜景を楽しむなど、ゆったりとしたリゾートライフを味わえます。これらの有名ホテルのレストランを食べ歩くなんてのも良いかもしれません。
  

４．最後に

バンコクは交通渋滞がひどいことで有名です。夕方１６時頃から２２時頃まで市内はどこも渋滞で車列が遠くまで伸びます。この時間帯にタクシーで移動したり、空港に向かおうとすると、思いの他とんでもなく時間がかかったりします。通勤時間帯は時間に余裕を持って行動するようにしましょう。 良いご出張になるように、お祈り申し上げます！